撮影方法(ホタル1)
源氏ボタル

源氏ボタルは、道路に沿った川などに
飛ぶことが多いので、出来るだけ街灯
などの、明かりの少ない場所を選んで
撮影する方が失敗しにくいです。



宇陀郡室生村室生川
平成16年6月23日撮影


高市郡明日香村稲渕
平成15年6月14日撮影



     撮影に必要な機材及び材料

*カメラ(バルブ、タイム露光が出来る物、多重露光が出来れば尚良い)

*電池(長時間になることが多いので予備に持っていたほうが良い)

*レンズ(現地に明るいうちにロケハンに行き画角を確認しておきます。)

*フィルム(ISO400以上が良い)

*レリーズ

*三脚(一枚のフィルムに何度も露光をかけるので出来るだけしっかりした物)

*黒い布(レンズの前を隠す物、光が通らなければ別に布以外でも良い)

*テープ(ズームレンズは、ズームが動く事があるのでテープで固定します。)
     (ピントも同様に固定します。)

*黒い紙・はさみ及びカッターナイフ等(露光のかかりすぎる部分を隠す為)
        (必ず撮影する絞りに絞り込んで紙の切る部分を確認します。)
      露出に差がない場合は必要ありません。

*フィルター枠等(切った黒い紙を保持する為)
      露出に差がない場合は必要ありません。



     撮影の仕方

ホタルの光跡の写す絞り及び露光時間は撮影する場所により違いますので、
絞りと光跡を写す時間は、前もってテスト撮影してつかんでおいたほうが
良いでしょう。

  (フィルム感度ISO400以上)
  ISO400以下でも写りますが光跡が薄くなります。
  絞りはF1.4〜F4位


1. 第一露光(前露光)をかける。空が薄暗くなったときに空部分を測光して
  少しアンダーめに露光をかけます。
     (空を入れる場合)

2. 第一露光と同時に空部分を隠して下の雰囲気を出すように、少しアンダーめ
  に露光をかけます。
  空を入れないときは、下部分で少しアンダーめに露光をかけます。

3. 空に露光がかからなくなる頃、8時前後くらいからホタルが飛び始めますので
  周りの光に注意しながらよく飛んでいる時に露光をかけます。