撮影方法(ホタル2)
金ボタル(姫ボタル)

哲多町の金ボタル(和名ヒメボタル)は、
源氏ボタルや平家ボタルとは違い 
点滅のサイクルが1秒間に約2回と
非常に早く輝きます。

一生を陸で過ごす陸棲ホタルで、山地の
杉林や竹林などに生息します。



岡山県新見市哲多町
平成16年7月6日撮影


おかやまの 自然百選
金ボタル情報


岡山県新見市哲多町
平成16年7月6日撮影



     撮影に必要な機材及び材料

*カメラ(バルブ、タイム露光が出来る物、多重露光が出来れば尚良い)

*電池(長時間になることが多いので予備に持っていたほうが良い)

*レンズ(F2より明るいもの)
   (現地に明るいうちに行き画角を確認しておきます。)

*フィルム(ISO1600〜3200が良い)

*レリーズ

*三脚(一枚のフィルムに何度も露光をかけるので出来るだけしっかりした物)

*黒い布(レンズの前を隠す物、光が通らなければ別に布以外でも良い)

*テープ(ピントが動くことがあるので固定します。)



     撮影の仕方

ホタルの光跡の写す露光時間は撮影する場所により異なります。


  (フィルム感度ISO1600〜3200)
  絞りはF1.4〜F2位

前露光をかける場合

1
. 第一露光(前露光)をかける。林の中が薄暗くなったときに草部分を測光して
  少しアンダーめに露光をかけます。
    (露光をかける時間のタイミングがかなり難しい。)

. 8時前後くらいからホタルが飛び始めますが、あまり早いと まだ空の明るさが
  残っているため、露光がかかりますので少し遅めからかけ始めるほうが良い。
  (ここのホタルは約1時間位しか飛びません。)

  周りの光に注意しながらよく飛んでいる時に露光をかけます。
  (感度の高いフィルムを使いますので、周りからの光には十分注意してください。)


前露光をかけない場合

  現地のカメラマンの殆どの方は前露光をかけないで、撮影されておられます。
     (この場合もかけ始めるタイミングが非常に難しいでしょう。)